という悩みに答えます。
実は
20代〜30代前半なら中小企業から大手企業への転職は可能です。
むしろ中小企業出身者の方が有利となります。
なぜなら
20代~30代前半は中小企業経理での経験が強みとなるからです。
逆に、35歳を超えると中小企業から大手企業への転職は厳しいです。
・大手企業、大手子会社から複数内定
・キャリアプランを考えて大手企業子会社を選択
この記事では
中小企業経理出身者の強みを教えます。
この記事を読むと
中小企業経理から大手企業経理への転職ができます。
結論は
- 幅広い経理経験をアピール
- 大手企業向けの転職理由を準備する
- 英語力、簿記1級があるとさらに有利
です。それでは説明します。
幅広い経理経験をアピール
中小企業経理の強みは業務範囲の広さです。
人数が少ないので
- 決算
- 原価計算
- 出納
- 固定資産
- 税務
など幅広い経験を若手のうちから経験することができます。
この強みを職務経歴書や面接でアピールしましょう。
大手企業経理出身者は
1つの業務に従事していることが多いです。
新卒からずっと固定資産管理だけしてます。という人がざらにいます。
中小企業出身者はここで差をつけます。
経理全体を理解していることはアドバンテージになります。
マネジメント経験があればさらに有利です。
大手企業の場合、若手でマネジメント経験は積めないので。
連結決算の経験も評価されました。
前職は非上場企業だけれど連結決算をやっている会社でした。
大手企業向けの転職理由を準備する
面接では
なぜ、中小企業から大手企業に転職したいか?
を面接官が納得するように伝える必要があります。
2つのポイントを押さえれば大丈夫です。
- 大手企業でしか出来ない業務(連結会計、開示、IFRS)をやりたいと伝える
- 腰を据えて長く勤める意思を伝える
まずスキルアップをアピールします。
中小企業のままでは叶わないので大手企業に転職したいです。
と伝えると面接官は納得します。
注意点として、ただスキルアップだけを推すと確実に落ちます。
会社は学校ではないからです。
「スキルアップをしたら他のところに転職するのでは?」と面接官に受け取られるためです。
面接官は会社に長く貢献できる人を求めています。
そこで腰を据えて長く勤めたいことを伝えます。定年までこの企業で働く気があるとアピールしましょう。
1つ目は上場企業でしか出来ない開示やIFRS(国際会計基準)での決算を経験したいからです。
現職では税金以外の決算作業を一通り経験、また原価計算も行っています。
さらに業務の幅を広げたいと考え転職活動を始めました。
2つ目は会社の将来性が不安であることです。
現職は非上場企業で同族会社であるため、社長の意見に経営方針が左右されます。
定年まで勤めようと思って入社した会社ですが厳しいと感じています。
上場企業のようなガバナンスの効いた企業で長く腰を据えて働きたいと思います。
英語力、簿記1級があるとさらに有利
ここまでの内容を踏まえれば、中小企業から大手企業の転職は可能です。
ここではさらに有利になるスキルを2つお伝えします。
英語力
大手企業は海外子会社があるので、英語力があると有利です。
TOEICの点数が良い人はアピールしましょう。
また、少しでも仕事で英語を使う機会があればそれをアピールすると良いです。
実際に面接で
- 英語は得意ですか?
- 英語をこれから勉強する予定はありますか?
- 仕事で英語を使うことはありましたか?
と聞かれたことがあります。
このことから、会社側は英語力を重視していることがわかります。
簿記1級
簿記1級は
「上場企業レベルの会計知識あること」を客観的に示す資格です。
簿記1級を持ってると全然違います。
実は、私は20歳の時に簿記1級を取得しています。そのおかげで転職の書類選考は無双状態でした。
簿記1級と自己PR完璧にしていたので、書類選考で落ちたことないです。
自己PRの書き方は別記事でまとめてあります。
【通過率が上がる!】経理の自己PR書き方2つのコツ【実際の例文あり】
20代前半であれば、中小企業の経理に勤めながら簿記1級を取得することをおすすめします。
一気に大企業への道が開けます。
逆に30代で経理未経験の場合、簿記1級取得を目指すのは辞めるべきです。
簿記1級取得には相当な時間必要なので費用対効果が悪いからです。
まとめ 経理で中小から大手は可能
経理で中小企業から大手企業への転職方法を改めて書きます。
- 幅広い経理経験をアピール
- 大手企業向けの転職理由を準備する
- 英語力、簿記1級があるとさらに有利
です。この3点を意識すれば、容易に転職できます。
私が実際に使用した転職エージェントは
こちらで紹介しています。
経理のおすすめ転職エージェント3選【体験談付き】 | accounting real (ikumentoushi.com)