10月7日にTOKYO BASE2017年2月期第2四半期決算が発表されました。
15時以降に発表するものだとばかり思っていましたが、11時30分に発表されました。決算に自信がある証拠かと。
中身について、簡単にですが分析してみます。そして、今後の株価予想を書こうと思います。
財務諸表分析
損益計算書
まずは売上と営業利益について
単位は百万円です。
当期 | 前期 | 前期比 | |
売上 | 3,610 | 2,403 | 50.2% |
営業利益 | 346 | 177 | 94.6% |
第2四半期(6〜8月)のみで見ると
当期 | 前期 | 前期比 | |
売上 | 1,730 | 1,164 | 49% |
営業利益 | 126 | 60 | 110% |
また
会社発表の通期予想は
当期 | 前期比 | |
売上 | 8,065 | 32.5% |
営業利益 | 900 | 36.3% |
となります。
絶好調ですね。
STUDIOUS業態を6店舗新規出店、海外向けのECサイトをオープンした影響だと思います。
海外向けのECサイトは8月にオープンしたばかりなので、今後さらに売上が増加すると考えます。
貸借対照表
次に貸借対照表について、
売上増加により、現金、売掛金、棚卸資産が増加しています。
また、建物と差入保証金が増加しています。順調な新規出店の影響が反映されています。
負債についてですが、長期借入金が2億円増加してます。上述した、建物と差入保証金に使われたと思われます。
差入保証金とは、敷金や営業保証金を指します。正直、今回の決算を見るまで知らなかった勘定です。
TOKYO BASEの決算を見るかぎり、新規出店時に発生した敷金でしょう。
営業利益の大事さをわかっている
今回の第2四半期の営業利益率9.58%です。相変わらず高いですね。
TOKYOBASEは営業利益の管理がしっかりしてます。
売上でなく、営業利益で人事評価をしてるのはすごいです。
売上よりも営業利益のほうがはるかに大事なのですが、売上至上主義の会社がかなり多いので。。。
私が勤めている会社も、売上は評価として管理されていますが、営業利益は管理されていないです(~_~;)
このペースで行くと、今期はTOKYOBASEに営業利益で負けます。
売上はTOKYOBASEの4倍くらいあるのに_| ̄|○
今後の株価予想
第1四半期、第2四半期共に、前年同期比で約2倍の営業利益となっています。
ここから、残りの期間も営業利益2倍と仮定すると営業利益は1312百万円で着地すると予想します。
そこから、当期純利益を予想すると872百万円。予想EPSは65円となります。
会社予想の44.93円より高い数値ですが、たぶん第3四半期決算後に上方修正するだろうと思います。
自社ECサイトのオープンにより(今までのようにZOZOTOWNに手数料払う必要がなくなるため。)、利益はさらに増加していくと思うので、それなりの予想の精度はあるかと。海外向けにも売上が伸びていますし。
何より、商品の質が良いのでもっと売れるはずです。
TOKYO BASEの成長率からみて、PERは40倍〜50倍が適正かと考えます。
なので、株価2,620円〜3,275円くらいまでは安心して持っていられるかなと。
また、東証1部鞍替えの可能性もあるのでさらに株価上昇の可能性を秘めています。将来的には株価10000円になるのでは?との夢を描いています。
これからもがっつりホールドでいこうと思います。
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