株主優待目的で株式投資を始めることは、導入として良いと思います。
私自身も、最初は株主優待目的で始めました。
株主優待をもらうと嬉しいです。
つい、あれもこれもと欲しくなってしまいます。
しかし、ここで注意が必要です。
株式投資をする際は、必ずその会社の財務状況やビジネスモデルを理解してください。
仮に、優待がなかったとしても、投資する価値があるという判断を下すことが出来る銘柄にのみ、投資をするべきです。
優待廃止や優待変更のリスク
優待の廃止や変更により、大きく株価が下がることがあります。
業績が良いところでしたら、優待廃止(そもそも、業績が良いところは優待を廃止しないですが。)になったとしても、株価にそこまで影響が出ないです。
仮に、一時的に株価が下がったとしても、長期でみれば上がってくる可能性があります。
しかし、業績が悪いところが優待廃止や変更をすると、株価が下がったままになるので、危険です。
わかりやすい例が、ヴィレッジヴァンガードです。
ヴィレッジヴァンガードは、約17万円の投資額で、ヴィレッジヴァンガードで使用可能な商品券を1万円もらうことができました。
個人投資家の間では、かなり有名なお得優待でした。優待で、子供用の絵本が買えるかな?と思い、購入しようと考えた時期もありました。
しかし、ヴィレッジヴァンガードの財務状況が悪かったために、購入を断念していました。
ヴィレッジヴァンガードの、貸借対照表を見るとかなり在庫が多かったです。
ヴィレッジヴァンガードは、かなり独特な物を売っているため、売れずに廃棄されるものがあることは明らかでした。
廃棄されると、損失として計上されるため、将来の利益に影響を与える可能性があったため、購入の判断をしませんでした。
そんなヴィレッジヴァンガードですが、
7月14日に優待の変更を発表しました。
内容としては、
今までの1万円の商品券から、
2,000円ごとに1枚使える1,000円割引券✖️10枚になりました。
優待改悪です。ヴィレッジヴァンガードの商品を無料で1万円買えていたのに、半額券になってしまいました。
この優待変更を受けて、次の日の株価は20%以上の下落となりました。
恐ろしいですね。
優待は企業の方針次第で、廃止や変更になるので注意が必要です。
株主優待はおまけと捉える
株主優待との付き合い方について、株主優待はあくまで、おまけとして考えると良いと思います。
株主優待の利回りは、2〜3%のものが多いです。ほぼ現金と同じと考えて良いクオカードの場合、利回り2%以下が多いです。私が今までみてきた感覚ですが。
優待の利回りよりも、株価が下落するリスクがあります。
なので、株価の値上がり益を狙うことをメインするのが良いです。
投資した企業に、サブとして株主優待がついているくらいの感覚が良いかと思います。
先日、私の主力であるスターマイカから1,000円分のクオカードが届きました。
東証1部への鞍替えを期待して、購入した銘柄でしたので、株主優待のことをすっかり忘れていました。
クオカードが届いて、始めて気がついた始末です。
なので、クオカードが届いた時、得した気分になりました。
株主優待との付き合い方は、このくらいがちょうど良いかと思います。
株主優待目的で株を保有することを、否定しているわけではありません。
私自身、ポートフォリオの15%ほどは株主優待目的で保有していますし。
15%程度の保有なら、仮に優待廃止になって株価が暴落しても、全体のダメージがそこまでないかと考えています。
株主優待をメインで、株式投資をすることは、避けた方が良いということです。
株式投資の本質は、企業の業績やビジネスモデルを理解して、株価上昇を狙うことです。
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